手術後のエリザベスカラーを嫌がる犬、 落ち着かせるコツとは?

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皮膚の疾患や、手術後の犬はどうしても傷口を舐めようとしてしまいます。そんなとき便利なのが「エリザベスカラー」です。しかしこれを実際に犬につけようとすると、嫌がったり暴れたりしてうまく装着できないことも多いことでしょう。着けている間は動きにくかったりあちこちにぶつかってしまうのも難点です。そのため最近では使いやすいエリザベスカラーも売られています。今日は犬を飼う上では欠かせない、エリザベスカラーの使い方やその種類についてご紹介します。

1.エリザベスカラーはどういった時につけるのか

shutterstock_429490396エリザベスカラーは、ケガや皮膚疾患、手術などの外傷を持った犬が、その患部を舐めないようにするための保護具です。16世紀イギリスのエリザベス朝時代の貴族が身につけている立派な襟のように見えることから、この名前が付けられました。

一般的な材質はプラスチックが多く、犬の首に触れる内側部分は樹脂などでカバーされ、肌にダメージがないように施されています。しかし最近では布でできた商品や、軽量化されてより犬に負担のかからないものも売られています。見た目も可愛らしく使いやすい商品が多いので、いざというときの為にも一つは常備しておくことがおすすめです。

1-1.つける日数の目安

着けておく日数の目安は、犬の症状や手術内容によって変わってきます。例えば避妊手術を受けた犬の場合、獣医さんによっては抜糸が済むまで装着しておくように言われることもあるでしょう。また目の疾患で手術などをした場合、目元を足でこすらないように一か月近く装着することもあります。

ただ食事の時も散歩のときもつけっぱなしだと、動きにくく、犬がとてもストレスを感じてしまうこともあります。そのため患部を気にして舐めるようなときは装着し、食事や散歩、寝るときなどは外してあげるなど、犬の様子を見て着脱をしてあげましょう。また犬の性格によっては術後の患部をほとんど気にしないこともあります。そのようなときは無理に装着する必要もないでしょう。

1-2.嫌がる愛犬にどうやってエリザベスカラーをつけるのか

エリザベスカラーは、突然の疾患やケガにより急につけなくてはいけない場合もあります。犬にとっては傷口が痛んでいたり皮膚がむず痒かったりするのに、突然無理やりエリザベスカラーを着けられてしまっては驚きストレスも溜まります。

1つの方法としては手術の麻酔から覚める前につけてしまうこともあります。しかし起きたときに首周りに違和感があってビックリしてしまい、暴れてしまうこともあるでしょう。通常は予定された手術のあとに計画的に着けることが多いので、予め普段から慣れさせて着ける練習をしておくのがおすすめです

1-2-1.まずは嫌なイメージを払拭させる

いきなり首周りに大きなカラーをつけられるのは、人間だってビックリして嫌がりますよね。まずはエリザベスカラーは安全でイヤなものではないということを覚えてもらいましょう。ご褒美のエサなどを利用して少しづつ慣れさせていきます。

具体的な方法としてはエリザベスカラーを開き、中央に手に持ったおやつを置いて食べさせます。何度か繰り返すうちに、犬がおやつを食べている間にカラーをさりげなく首周りに巻き付けます。最初は嫌がる犬も、数日この練習をすることによりエリザベスカラーに抵抗がなくなることが多いでしょう。カラーを首周りにつけると良いことがあると、犬に認識させるのがポイントです。

1-2-2.こんな方法もある

また最近最も簡単なエリザベスカラーの装着方法として、話題になっているものもあります。

方法としてはエリザベスカラーを組み立てた状態で首回りの狭い方を上にして置いておきます。その中におやつを入れておきます。犬としてはおやつが欲しいので、自らエリザベスカラーの中に頭を入れ、おやつを食べ終わって頭を上げたら自然とエリザベスカラーが装着できるという仕組みです。犬によってはこの方法でいとも簡単に装着できることもあるので、ぜひ一度試してあげてください。

参照 http://irorio.jp/kaseisana/20160805/341205/

2.エリザベスカラーの種類

shutterstock_526304482少し前まではエリザベスカラーはとてもシンプルで素材や色の種類も少ないのが一般的でした。しかし最近売られているものは犬の体形に合わせたものはもちろん、デザインや素材の種類も豊富に用意されています。高い値段の方が使いやすいかと思えばそうでもありません。可能であれば実際につけてみて、愛犬に負担が掛からないような商品を選びましょう。

2-1.通販の方が便利な場合もある

エリザベスカラーは動物病院などで販売されています。手術後の犬につけるためその場で購入することもありますが、実際につけてみると素材が固かったり変形しにくかったり、飼い犬には合わないこともあるようです。

そんなときのために予備品をネット販売などで買っておくことがおすすめです。今や通信販売で売られているエリザベスカラーは種類が豊富であり、例えば小型犬の中でも犬種によって素材が工夫されていたり、布製で繰り返し洗うことができたりとさまざまな配慮がされています。またデザインの柄も豊富であり、飼い犬に似合う絵柄を選べるのもうれしいでしょう。実際に使ったことのある人の声も参考にできるので購入の際も便利です。

2-2.手作りできることもある

突然の犬の皮膚疾患などに対応するため、エリザベスカラーは手作りすることもできます。

応急処置として作るのなら厚手の紙でも大丈夫です。愛犬の首回りに合わせ丸くカットし、首にはめ込むように切れ目を入れ、首元にはひもやリボン、ガーゼなどで刺激が起きないよう調節しましょう。長く使いたいのであれば素材を柔らかいプラスチック板などに変えましょう。

手作りのエリザベスカラーは耐久性は弱いものの、首周りを最初から愛犬に合わせて作ることができます。何度も調整が可能ですし、自分ならではのデザインが楽しめるのも良いですね。ただ作り方によっては愛犬の首回りに負担が生じたり、すぐに破損してしまうこともあります。長期間使うのであれば、やはりしっかりとした商品を購入するようにしましょう。

2-3.カラーではなく術後服のウエアとして開発された商品も

最近では「エリザベスカラー」でネット検索をすると、首周りにつけるカラーだけでなく手術後のウェアとして「術後服」、「エリザベスウェア」といった商品が多数出てきます。

これは愛犬に服を着させることで傷をなめるのを防止するものです。カラーよりも動きやすく違和感が少ないので、こちらの術後服も徐々に人気が出ています。普段から服を着るのに慣れている犬の場合は、カラーよりもこうした術後服のほうが抵抗なく着こなしてくれるでしょう。

しかしエリザベスカラーに比べると商品の値段が高かったり、実際に着させてみると犬の体形によってはすぐに脱げてしまったりと、まだ改善の余地がある商品です。今も犬のための商品はいろいろと開発されているので、愛犬の性格や動きに合わせて合う商品を探してみるのも良いでしょう。

まとめ

shutterstock_95893336エリザベスカラーを着けている状態の犬は、ちょっと前では「病気のかわいそうな犬」というイメージがありました。しかし今ではデザインや素材も豊富であり、着けていることでオシャレ感すら感じることができます。

エリザベスカラーは皮膚の疾患や手術後の傷口を舐めないようにするための保護具です。しかしこの他にもサロンでのトリミングや、グルーミングが苦手で噛んでしまうような場合、エリザベスカラーをつけることによりトラブルを回避できます。動物病院やサロンに行く前に装着することが慣れたら、診察やグルーミングもスムーズに行うことができるでしょう

そのためにも普段からエリザベスカラーを着ける練習をさせておくと良いでしょう。まずは愛犬にエリザベスカラーは怖いものではない、着けることでご褒美をもらえるといった良いイメージを定着させておくのが大切です。いざと言うときに愛犬の身体を守ってくれるアイテムでもあるので、普段の生活から積極的に慣れさせておくようにしましょう。

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